百島モノローグ

 絶望から希望へ向かって進むアラフォー女・百島愛の独り言

福祉施設の調理補助

 昨日、途中まで書いておいたものを載せます。

 

今年の2月、3月のことを書きます。

まだ「昔」ではないけれど、いずれ「昔」になるので、カテゴリーは「昔のこと」に入れさせて頂きます。

 

2月初旬、某求人サイトに福祉施設の調理補助のパートを見つける。家から歩いて15分以内の去年の夏にオープンしたばかりの新しい場所だ。しかも家での調理と同じ感覚でできる、簡単なことばかりです、みたいなことが書いてあった。

 

家のこともしながらだと、いきなりフルタイム勤務は難しいと思っていたので、「夕方のみの募集」と書かれていたので、午前中に家のことを済ませたらいいじゃん!と思って、すぐに応募してみることにした。

 

今まで、その電話でさえもアラフォーだと言うと、面接さえも断られてしまったり、特別な資格がない人はご遠慮頂いてます、みたいに断られたことが多かった。

 

しかし、最初の電話で、この地区のエリアマネージャーだと名乗る方からは特にそんなことを言われず、30分ほどの面接になること、空いている面接の日時を決めてもらえた。写真付きの履歴書だけ持ってきてください、そして施設内へは面接をする者が案内しますので、勝手に入ってきたり、インターホンがありますが、それで呼び出したりせずに、施設の外でお待ちください。と言われる。

2月とは言え、やっぱり寒かったけど、待ちましたよ。

 

しかし、この面接は仕事内容のことは一切なく、

「制服のサイズは?普段着ている服のサイズでいいですよ。」

「制服用の靴のサイズは?」

などなど、個人的なことを聞かれずに、もうすぐにでも働けるように準備させてもらう、のような面接?だった。

 

「では、百島さんの方から何か質問はありますか?」

と、言われて、聞きたかったことが2つあって、その1つを聞こうとした時に、インターホンが鳴る。気にせずに質問をしていると、施設内の係の人が来て

「次の面接者がお越しになりました。」って。

 

えっ?まだ面接して22、3分だった。確認したいことが確認できずに面接終了。

 

この時、一番気になってたことが結局聞けなかったのだった。まぁ、ご縁があったら、その時に聞けばいいか、と軽く思っていました。

 

そして、その面接から約一週間後に採用の連絡をまたエリアマネージャーの方からもらう。入社前に用意してもらうものがありますと説明を受けて、その書類一式と、雇入れ前健康診断を受けてきて、その結果も同封して、弊社に返送してくださいと言われる。

 

すぐに健康診断を受けられる場所が地元になく、あっても3月半ば以降になってしまうため、ネット検索をしたら電車で一本で行ける場所で、最短で翌日には健康診断を受けられて、3日後に結果が受け取れる場所を発見して、そちらで予約を入れ直した。

 

しかし、そこで血液検査に引っかかる。ヘモグロビンの値が9g/dlだったのです。

そのせいか、血圧も少し高く出てしまっていて、そこの先生からは

「就業に問題ありと判断される場合もありますので、一度しっかり検査しましょう。」と言われる。

 

怖いけど、結果を変えられないので、その結果を含めた書類を郵送しました。

 

が、それが届いた日に

「いつから働きます?」ってエリアマネージャーから電話で言われた。

あ、あの貧血が・・・と言っても、

「あぁ、そうでしたっけ?」って。おいおい・・・。

 

結局、その翌日から勤務となってしまった。最初の勤務から、結構しんどかったのです。家にない機械が多く、その使い方を詳しく教えてもらえず、衛生検査なども適当すぎてた。調理中の温度も適当でいいよ、なんて言われて、その適温が分からないのに、適当って、どうしたらいいんだよ。

 

初日は、面接をしてくれた人だったけど、教え方が上手くないと思った。この業界は初めてな私にとっては分からないことだらけなのです。なのでメモしても、調理中のメモは禁じられるし、使い方が分からないものばかりで、苦労しかなかった。

 

二日目はベテランなパートさんでした。この人は他の場所で長年やっていたためベテランということ。教え方が分かりやすく、効率よく、そして栄養面でも惜しみなく、という形で教えてくれて、この方の教え方は家でも実践できるものだと悟った。

 

しかし、そもそも夕方勤務だったはずなのに、この二日目から昼勤務だったのだ。

 

「あなたの前に入った人が昼勤務予定だったんだけど、夕方勤務を希望していて、あなたが昼勤務になってくれないかな?」と、初日に言われたのだ。

面接時では「月に数回ほど昼勤務もあるかもしれないけど大丈夫ですか?」と確認されたけど、数回ってレベルじゃないことが判明。

昼勤務だと、朝9時半には出ないとダメだったので、午前中の買い物なんてできず、仕事終わったあとだと、買い物行く体力も、お店に行けても、何もできなくて、あ、私の前に入った人、これが無理だから夕方勤務に変更したいって言ったんだなって、すぐに分かった。

 

そして、働いてる場所も時計が一個所しかなく、自分のペースと、残りの時間などが全く分からなくて、そもそも、求人に載ってた写真だと、二人体制での仕事のように勘違いしてしまうものだったのを、何日かしたら、一人でやってもらうからと脅されたのだ。

 

そう、これが私が面接時に確認したかったことだったのだ。今までの仕事で一人体制の仕事をしたことがなかったので、何人で働くのか知りたかったのだ。なんとなく、一人かも?とは思っていたけど、空調だけの音が響く場所で一人でやるのは慣れないような気がした。

 

そもそも味付けが家で作っているものよりも塩辛く感じる。これが普通なのだろうか?

 

最初から、しっかり教わりたくても

「マニュアル、家に届いているでしょ?確認してきなさい。」と言われる。そんなマニュアルは、この後辞めてからも届くことはなかった。

 

体力が無理でした。昼勤務だと家のことを少しやっていこうとしても、父や兄は非協力的で、終わってからだと私の体力もなくて、なのに洗濯もしていてくれてなかったり、ご飯作りもしてくれない、ぜーんぶ私がやることになって、もう朝から立ち眩みが増えてしまう。

挙句に、面接をしてくれた人はベテランパートさんのことを好きじゃないアピールばっかりしてきて、これも正直しんどかった。

ベテランパートさんはベテラン主婦でもあるせいか、主婦の気付きのような観点で教えてくれたから、本当に分かりやすかった。でも、面接をしてくれた方も主婦だとは思うのですが、企業理念に則った教え方をするから、もう本当に分かりづらい。

 

皆さんは「軟飯(なんはん)」って知っていますか?

 

私は知り合いが赤ちゃんを育てている時に聞いた言葉で知っていたのですが、高齢の方でも食べやすいらしい。

ご飯と、お粥を毎回炊いていましたが、面接をしてくれた方は、この軟飯のために、別容器を用意して、ご飯とお粥を一対一の割合で混ぜて軟飯にして、お茶碗に移し替える。

 

ですが、ベテランパートさんは、この軟飯は先に別の方のお粥を装ったあとにお釜に残った物の中に普通に炊いたご飯を混ぜて作っていたのです。この方が洗い物が減らせるし、保温効果で温かい軟飯ができるでしょと教えてくれた。私は、こちらの方が納得したし、分かりやすかったんです。

 

だけど、面接をしてくれた女性に、これを非難されました。

 

これ以外にもベテランパートさんの方法の方が私は、やりやすかったのに何度も注意を受けました。

 

「百島さんがやりやすい方法でいいけど、でもベテランパートさんのやり方は辞めてくんないかな?」

って。

 

本来マスクを装着して仕事をしなきゃいけないのにノーマスクで、くしゃみなどもしながら仕事をしていて、よっぽど私はこっちの方が嫌ですけどねって言いたかった。

 

だけど、いよいよ体力も無理になって、辞めたい限界・・・となり、辞めました。結局エリアマネージャーさんとは会うことは無かった。マニュアルなども届くことはなかった。社員番号がないと出来ない仕事もあったから、その社員番号の発行も無いまま働いてたし、いくら急ぎで人を探してたのかもしれないけれど、求人とは変わってしまったことなどへの説明も疎か、機械の使い方も結局分からないことも多く、

 

「百島さん、HSPでしょ?」

と言われたのも傷付いた。モヤモヤしたので、WEB診断を受けてみたら、確かに中度のHSPだと結果が出た。

 

辞めたあと、しばらく味覚を感じなくなった。味が分からなくなったのだ。ストレスもあったと思うし、貧血もあったせいだろう。

 

そうだ、病院に行かなきゃと、まだ給料は出ていないけど、家事をしているお小遣いをもらえないか?と父に相談したが、金はないと言われてしまった。

それなのにお酒飲んでいる姿を見て、どんどん怒りが蓄積されていった、それから約3ヶ月経っても、この現状が変わらないわけです。

 

仕事も、もちろん、今回の場所をこれでもまともだと思う方もいるかもしれません。私の我慢が足りないって思う方もいることでしょう。分かっています。

だけど、仕事をしながら家事の手伝いもなく、あげく何の感謝もなく、体調管理もできないままで、ずっと続いてきた。心が病んできてしまいますよ。だから愚痴っているのです。