百島モノローグ

 絶望から希望へ向かって進むアラフォー女・百島愛の独り言

父の行動から見る家庭内の権限と影響

 先ほどの出来事なのですが、父がお酒のおつまみを買いに出掛けました。

 

と言っても我が家から歩いて一分も掛からない場所にスーパーがあるんです。いわゆる高級志向な場所で、家から30分ほど歩いて行く場所で同じものを購入しても値段が高いので私は使わないんです。ご近所さんとお話をした時も、やはりご近所さんも使わないと言っているお店だけど、父はそこでお酒のおつまみを買ったり、お酒を買ったりするんです。

 

他ではもっと安く買えるんだよ、と話しても、全く無関心なので、もう訴えるのは諦めてます。

 

「酒のツマミ買ってくるわぁ」と言って、フラーッと出て行ったわけです。もう少し時間が経てば夕飯前で安くなったりするような気がするんですけどね。

 

私は自立のための情報収集をしていました。しばらくして父が帰宅。そりゃそうだ、家から近いからあっという間に買い物が終わるわけです。

 

すると、ガッターンという大きな音がした。

 

様子を見に行くと、玄関の靴箱のドアが外れて、父に直撃したようです。おでこにタンコブできてました。

 

「ふざけんなよっ!」と、靴箱のドアを蹴って八つ当たりして、さらに足を強打してた。何やってんだか。

 

すぐに工具を出して、ドアを外してみましたが、この家が建ってもう30年は経っています。靴箱も同じく30年の経過で、ドアの蝶番も壊れてしまっていまして、もうダメなようです。「仕方ない」と、父が靴箱のドアを同じ位置に立て掛けるように戻そうとしていて、そんなことしたら、また倒れてきて頭ぶつけるよ、とツッコミを入れておきました。仕方ないので玄関の靴箱とは反対の方へ立て掛けることにしました。新しい蝶番を買うまでは、ここで待機させなくては。

 

靴箱の中身を見渡すと、父の靴が約7割、私の靴が約2割、兄の靴が約1割という配分でした。そうなんです、うちの父、同じような靴をたくさん持っているんです、いつも履いてるスニーカーなんて一組だけだし、それなのに似たような革靴、似たようなスニーカー、似たようなサンダルと持ち過ぎなんです。

 

私の靴は、スニーカーは二足、バレエシューズ一足、レインブーツ一足、冬用ショートブーツ一足、冠婚葬祭用のパンプス一足、レースアップの靴一足で、今の季節はサボスニーカーがメインです。スニーカーの二足のうち一足は、手放し検討中。

 

つまり、私は今、八足の靴を持っているわけですが・・・兄は仕事用に二足(の内、今は一足履いて出てる)、冠婚葬祭用の革靴一足、サンダル一足の合計四足でしたが、父の靴、二十足以上ありました。

父は、タコでもイカでもありません。そんなに持っていてどうするんだ?って思います。しかも洗ってないようで、汚れたまま靴箱に入れるから、私のバレエシューズは白いのに隣に置かれて汚れてたし。スニーカー、なんで洗わないの?って聞いたら「洗えるのか?」って言ってたのですが、どういった教育されてきたんでしょうね。私や兄が自分の靴を洗っているの何度も見たことあるだろうに。

 

ちゃんと、ここからここまでは父の領域だって言ったのに、それさえも守ってないんだもんな。本当に、世帯主っていう権限だけで、これだけ威張れるのも凄い。

 

父、今アイスノンでタンコブ冷やし中ですが、今日もしもお出掛けしてたら、もっとブチ切れてたろうなって思いました。

 

もう私は十分に分かっています。この父の頭でっかちで自分を全く変えようとしない部分が我が家の一番の悪い影響を及ぼしているんですよね。

 

「70年以上も、俺はこうだから今更変えろって言うのは、俺に死ねと言ってると同じことだ!」と、さっきも言ってました。

 

随分と偏った考え方です。

誰も死ねだなんて思っていないけど、もう少し周りへの配慮をしろよと思うだけです。